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東京マラソン2017. [駅伝スポーツ]

☆今年も恒例の東京マラソン。今年からコースが新しくなり、フィニッシュ地点が東京駅前となった。スタート地点は新宿にある東京都庁前。そこから浅草、富岡八幡宮を経て折り返し地点を2つ回って、高輪地区を丸の内方面に向かって走り、行幸通りを走ってフィニッシュするというもの。


☆今回は男子の部で大会最高記録を、ウィルソン・キプサングがマークした。02°03′58″。2時間3分台がこの東京でもマークされたという事で、日本人ランナーたちはこれから目の色を変えてこの壁に挑みかかることだろう。勿論、潰れるのを覚悟で。


☆さて今回の東京マラソン、35㎞過ぎまで日本人トップを走っていた男は今回が初めてのマラソンであった。


☆その男・設楽悠太(Honda)は学生時代からロードレースで無類の強さを誇ってきた。ニューイヤー駅伝では毎年のように区間新・区間賞を掴んできた。今年こそさすがに失速しそれはできなかったが。


☆その設楽が初盤から積極的に前を攻めて攻めて攻めまくる走りを見せ、海外招待選手ばかりが走る先頭集団に食い込み続けた。


☆やがて30㎞に入りペースメイカーが離れても、設楽は果敢に攻め続けた。しかし30㎞以降は未知の世界と自分でも言っていたように、我慢に我慢を重ねながらの走りになった。


☆35㎞を過ぎたあたりから次第に速度が落ち、後続を走っていたMHPS(三菱日立パワーシステムズ長崎)の井上大仁に捉えられ、突き放されていった。

☆そして…先頭を走るキプサングが優勝を手にしてから数分後、全体11位、日本人3位でゴールした。設楽のタイムは02°09′27″。初マラソンにしてサブテン切りを為すのは近年でも驚くべき事だ。


☆去年、琵琶湖でも別大でも25㎞までのペースメイカーを務めた設楽、この後リオ出場権を得て10000mに出たが周回遅れ、そこでマラソンで勝負する意向を固めた。ロードの世界で勝負すると肚を決めたのである。

☆今年の東京マラソン本番で、設楽はその初志を貫徹した。解説者を務めた藤田氏もこの彼の走りを評価し「9′台でまとめたのは素晴らしいと思います」旨と語っていた。

☆双子で違う実業団で闘う兄・啓太と共に、設楽悠太の五輪への道は、まさにここから本格的に開かれたのである。

☆出来得るならば、何があってもこの道を走り貫き、五輪の本番で兄と共に栄光を手にしてもらいたいものである。


2017-02-26 16:46  nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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